


トヨタ車の
シート骨格部品を製造

昭和工業所では鋼鈑のプレス加工により、クルマのシート骨格部品の量産を行っています。トヨタ紡織様を主要取引先とし、トヨタ車体様やトヨタ紡織精工様など、トヨタグループ各社と長年にわたって信頼関係を築いてきました。自動車部品の共通化が進む流れの中でも、月産440万個、600種類以上を納入しており、私たちの製品はプレミアムブランドからSUV、ハイブリッド車、FCV(燃料電池自動車)まで多くのトヨタ車、さらにはバスやトラックにも幅広く搭載されています。私たちが大切にしているのは、ものづくりへの思い。そして、お客さまの要望に徹底的に応えることです。競合他社が二の足を踏むような難しい新規プロジェクトであっても果敢にチャレンジし、プレス加工技術をブラッシュアップしてきました。特にハイテン材と呼ばれる高強度鋼鈑のプレス加工においては、そのメーカーとしてトップクラスの技術力があり、お客さまから高い評価を得ています。
高度な「プレス加工」技術

「プレス加工」とは、1枚の平らな金属の板に段階的なプレスを施すことで、継ぎ目のない立体的な形状にする加工技術のことです。 金属を伸ばしながら立体的な凹凸をつけるので、プレスの力加減や金型の調整に高度な技術が必要となります。私たちはプレス加工のスペシャリストとして、製品設計の段階からお客さまと意見交換しながら、試作から量産までワンストップで手がけています。お客さまの要望をそのままお聞きするのではなく、「この工法であれば要求された形状が実現できる」「精度を出すためにはこの形状であれば可能」といった、建設的な提案を積み重ねてきました。プレス加工は割れやすく、バリも出やすいため、工程の管理がとても煩雑になります。特にハイテン材は引張り強度が高く、金型や設備にも強い負荷がかかるため、金型メーカーとの緊密な連携が不可欠となります。昭和工業所では金型メーカーとの協業を通じて、長年にわたって多くの知見を蓄積してきました。それを最大限に活用し、プロジェクトの上流から携わることが大きな強みとなっています。また、予測困難な生産台数の増減やモデルチェンジにも柔軟に対応することで、お客さまの生産計画に合わせた量産を可能にしています。
自動化、
品質への取り組み

お客様の納期要求にお応えするために、できる限り生産効率や良品率を高めるべく、設備の自動化・省人化に取り組んでいます。例えばプレス機械の金型に「 下死点センサー 」という、プレスが最も下がる位置(下死点)でのわずかな距離の変化や、カス上がり(金属屑の挟み込み)を監視する装置を設置。これにより不良を大幅に削減することができました。さらに、プレス機間の多軸ロボット搬送やラインペーサーによる横搬送ラインの構築を計画しており、省人化とともに正確で効率的なものづくりを実践しようとしています。品質においてはISO9001・ISO14001を取得しているほか、品質道場・安全道場といった社内勉強会を定期的に開催し、社員一人ひとりの品質、安全への意識を再確認。ものづくりの基本に立ち返った確実な業務を徹底しています。また、技術者の育成計画の策定や、高度な専門性を有する人材を適材適所に配置する「持続可能な供給体制」も整備しています。
